決意早々断念

昨日、彼から電話がかかってきて

出ないつもりだったけれども

仕事がリスケになって、時間を持て余していて

つい、電話をとってしまう。

 

仕事がリスケになっていなかったら

仕事をしていた時間帯だから

出ることはなかったのに。

という考えは何の意味もなさないけれども…。

 

これからさらに忙しくなりそうな

彼の話を聞いていて

わたしは淡々とよかったねと彼を励ます。

多分、彼はそのとき

会いづらくなってしまうことに関しての不満を

わたしから聞きたかったのだろう。

だけれども、そんなことを口にしても

どうにかなるわけじゃないし

こういう流れなのだから、そういうことかって

醒めた頭で彼の話を聞きながら

この話は、奥さんにする話だよなって。

彼の仕事がうまくいこうがいかまいが

わたしの人生には関係なく

潤うのは彼の家庭、家族。

 

移動中、事故渋滞にはまっての時間つぶし電話か

と、ショックとがっかり

結局わたしは性欲処理とさみしさ紛らわしの存在だよな

とひねくれた気持ちで彼の話を聞いていた。

そのこと、いつもと感じが違うことを

彼もわかっていたと思う。

 

何度目かの会話が途切れたあと

彼から、明日、こっちに来れる?との誘い。

ぽっかり空いた数時間のためだけに

都内から地方に、電車にのって行くなんて。

「いけないかな」

と、即答した。

いつもなら、彼の誘いなら行ってしまっていた。

少しでも会えるならって。

今回は泊まっても大丈夫だし

長めに一緒にいられると聞いて

思わず「行く」と言ってしまった。

 

振り替えると、週末、家族のもとに帰っていて

心身ともに疲れたのかなって。

しきりに疲れたっていっていたから。

 

奥さんとの関係がどういうものなのか

わたしは全くわからなくて

関係を持ち始めた頃は

奥さんのことをとても感謝しているとか

いう話をされていたから

家庭も夫婦関係もうまくいっているんだな

と思っていた。

しかし、細かく振り返ると

夫婦関係が良好なら

単身赴任するときにあいさつに来たり

生活の場所が不安定だったらサポートしたりがあるものなんじゃって。

勝手な想像でめちゃくちゃ良好なのかもだけれども

あんまりよくないのかなって。

 

家にいても心休まることがなくて

わたしといるときが、彼の癒しなのかなって。

 

だからといって、わたしはそれで満足はしないし

優しくするつもりもない。

ただ、彼のことを愛おしく思う気持ちは本当だし

こんな気持ち、経験をさせてくれている彼には感謝している。

 

自分がパートナーをもち

それでも彼との関係を続けていくのが

一番いいんだろうなって。

 

パートナーにぞっこんになって

その人しか目に入らない

という関係になるのが一番だけれども。

 

結論、結果は急がずに

曖昧なことも許容できるように。